高山陣屋

―― 全国に唯一現存する郡代・代官所 ――

朝市の実施されている広場からの陣屋表門正面
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朝市の実施されている広場からの
陣屋表門正面
江戸時代の建物である陣屋玄関正面
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江戸時代の建物である
陣屋玄関正面
 元禄5年(1692)、徳川幕府は飛騨を幕府直轄領(天領)としました。
 それ以来、明治維新にいたるまでの176年間に、江戸から25人の旗本が、代官(郡代)として派遣され、幕府直轄領の行政・財政・警察などの政務を行いました。

 御役所・郡代役宅・御蔵を併せて『高山陣屋』と称します。

 明治維新後は、主要建物がそのまま地方官庁として使用されましたが、昭和44年に飛騨県事務所が移転したので、岐阜教育委員会は、全国にただ一つ現存する徳川幕府郡代役所を保存するため、平成8年3月まで三次にわたり、約20億円を費やして復元工事を行いました。

 こうして、江戸時代の高山陣屋の姿がほぼよみがえりました。

高山陣屋の鳥瞰図 へ (105kB)
使者の間からの大広間正面
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使者の間からの大広間正面
人出で賑わう古い町並み
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人出で賑わう古い町並み

高山陣屋の間取り図 へ (140kB)


 日本でただ一つ現存する徳川幕府の郡代役所で、江戸時代のままの表門や玄関・大広間・蔵などはすばらしいです。
 復元された他の建物も見どころがたくさんありますが、特に寺院・町年寄・町組頭詰所は、江戸時代の職域・身分で部屋まで分けていた様子が良くわかります。

 陣屋見学後は、朝市で買い物や古い町並で地酒を嗜むのもよいですね。

表門・門番所【天保3年(1832)】と復元された蔵番長屋
表門前広場での朝市テント 陣屋表門正面と門番所
クリックで拡大図(62kB)にいきます。 陣屋玄関前からの表門(内側)
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表門前広場での朝市テント
 
陣屋表門正面と門番所
 
陣屋玄関前からの
表門(内側)
町組頭詰所前からの門番所
クリックで拡大図(63kB)にいきます。 門番所内の内部(建物側) 門番所内の内部(表側)
町組頭詰所前からの門番所 門番所内の内部
表門前からの陣屋跡碑と復元された蔵番長屋
クリックで拡大図(78kB)にいきます。 門番所裏からの蔵番長屋(北面) 御蔵からの蔵番長屋全体と高山城址城山(東南東方面)
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表門前からの陣屋跡碑と
復元された蔵番長屋
門番所裏からの蔵番長屋
(北面)
御蔵からの蔵番長屋全体と
高山城址城山(東南東方面)
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御役所と玄関之間 【文化13年(1816)】
 文化13年(1816)、改築時そのままの御役所玄関です。
 10万石格を示す2間半の大床や、大名も使用をはばかったといわれる青梅波模様が目を引きます。
 式台は身分の高い武士が駕籠で乗りつけるため低くしつらえてあります。
 
蔵番長屋からの御役所玄関と御白州の建物(南東面)
クリックで拡大図(49kB)にいきます。 表門側からの御役所玄関(正面)
クリックで拡大図(61kB)にいきます。 町組頭詰所前からの御役所玄関方面
蔵番長屋からの御役所玄関と
御白州の建物(南東面)
表門側からの
御役所玄関(正面)
町組頭詰所前からの
御役所玄関方面
玄関の式台と濡れ縁 玄関之間 玄関之間からの御役所と御用場方面
玄関の式台と濡れ縁
 
玄関之間
 
玄関之間からの
御役所と御用場方面
寺院詰所前からの御役所・御用場と濡れ縁
クリックで拡大図(48kB)にいきます。 御役所・御用場内部(北方面)
クリックで拡大図(46kB)にいきます。 御役所・御用場とぬれ縁(北方面)
御役所・御用場内部
(北方面)
御役所・御用場と濡れ縁
(北方面)
御用場と御役所内部<br>(玄関之間方面) 詰所前からの御用場と濡れ縁(東面)
寺院詰所前からの
御役所・御用場と濡れ縁
御用場と御役所内部
(玄関之間方面)
詰所前からの
御用場と濡れ縁(東面)
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寺院・町年寄・町組頭詰所
 復元された他の建物も見どころがたくさんありますが、特に寺院・町年寄・町組頭詰所は、江戸時代の職域・身分で部屋まで分けていた様子が良くわかります。
 
表門・門番所からの腰掛と詰所建物(東面)
クリックで拡大図(55kB)にいきます。 御役所・御用場からの三役詰所の間とその濡れ縁
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表門・門番所からの
腰掛と詰所建物(東面)
御役所・御用場からの
三役詰所の間とその濡れ縁
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書役部屋
書役部屋への地役人出勤口 書役部屋内部
書役部屋への地役人出勤口 書役部屋内部
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郡代の役宅
 郡代が生活をした場所。
 文政13年(1830)の絵図をもとに平成8年3月に復元されました。
 
左:嵐山之間と右:扇面之間
クリックで拡大図(62kB)にいきます。 扇面之間からの嵐山之間の濡れ縁
左:嵐山之間と右:扇面之間
 
扇面之間からの
嵐山之間濡れ縁
御囲い茶室
クリックで拡大図(56kB)にいきます。 女中部屋2間に接した茶の間
クリックで拡大図(44kB)にいきます。 二階・三階への階段
御囲い茶室 女中部屋2間に接した茶の間
嵐山之間の先に見える勝手土蔵(東面) 十二番蔵前からの塀越の役宅2・3階部分
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嵐山之間の先に見える
勝手土蔵(東面)
十二番蔵前からの塀越の
役宅2・3階部分
二階・三階への階段
台所の飯かまど 土間のかまどと各種桶類 土間の各種桶類
台所の飯かまど 土間のかまどと各種桶類
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役宅の庭園とその周辺
 天明年間に造りかえられ、その後もしばしば手が加えられました。
 
役宅の庭園 役宅の庭園
役宅の庭園
十二番蔵前からの郡代役宅の廻り辻塀(南西角)
十二番蔵前からの郡代役宅の廻り辻塀(南西角)
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大広間と使者の間 【文化13年(1816)】
 広間は三室に分れており、公式の会議等に使用されました。
 書院造りのこの部屋からは、濡縁を通して庭が見渡せます。
 
使者の間からの大広間正面
クリックで拡大図(46kB)にいきます。 吟味所からの使者の間
使者の間からの大広間正面 吟味所からの使者の間
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吟味所・御白州(南)
 刑事関係の取調べを行った所です。
 ここでは拷問なども行われましたが、遠島に処せられたものは唐丸駕籠で江戸に送られました。
 ぐり石敷・屋根付が特徴です。
 また、民事関係を扱った北の御白州もあります。
 
蔵番長屋からの五〜八番蔵跡と御白州の建物(南東面) 吟味所からの責め道具や唐丸駕籠のある御白州内部
クリックで拡大図(55kB)にいきます。 九番蔵前からの吟味所・御白州の建物(南面)
蔵番長屋からの五〜八番蔵跡と
御白州の建物(南東面)
吟味所からの責め道具や
唐丸駕籠のある御白州内部
九番蔵前からの
吟味所・御白州の建物(南面)
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御蔵 【慶長年間(1600頃)】
 天保8年(1695)高山城三之丸から移築され、年貢米の蔵として使われました。
 創建以来400年余の歴史をもち、年代・規模共に全国でも最古・最大の米蔵といわれています。
 壁面の傾斜や通風口などに工夫が見られます。
 
御役所から最初の入り口の九番蔵(北面)
クリックで拡大図(44kB)にいきます。 四番蔵の中に積まれた米俵 四番蔵出口からの三番蔵入り口(南面)
御役所から最初の入り口の
九番蔵(北面)
四番蔵の中に積まれた
米俵
四番蔵出口からの
三番蔵入り口(南面)
一番蔵と十二番蔵内部 十二番蔵入り口からの蔵番長屋方面(北面) 一番蔵入口前からの蔵番長屋方面(南面)
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一番蔵と十二番蔵
内部
十二番蔵入り口からの
蔵番長屋方面(北面)
一番蔵入口前からの
蔵番長屋方面(南面)
御蔵の下屋にしかれた半くれ熨斗葺 御蔵の下屋下に置かれた半くれ熨斗葺の説明板 半くれ熨斗葺の板が積まれた四番蔵下屋下(南面)
御蔵の下屋にしかれた
半くれ熨斗葺
御蔵の下屋下に置かれた
半くれ熨斗葺の説明板
半くれ熨斗葺の板が積まれた
四番蔵下屋下(南面)
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古い町並み
 高山城の城下町は、初代高山藩主金森長近、二代可重の時代に侍屋敷、町人屋敷、寺屋敷の三区域に分けられ形成されました。
 現在の”古い町並み”は、この頃に形づくられたものです。
 缶ジュースの自動販売機もコールタール塗りの格子の中に納まっています。
 
古い町並み 古い町並み 古い町並み
古い町並み 古い町並み 古い町並み
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 国史跡 高山陣屋                                     平成20年8月13日時点  
◇所在地 ・岐阜県高山市八軒町1-5
◇交通 ・JR高山本線高山駅から、徒歩約10分
 ※ 高山駅前にレンタサイクルや、一日フリー乗車券(大人600円)の市内周遊バスあり
・東海・北陸自動車道・飛騨清美IC〜中部縦貫自動車・高山JCT〜
  〜国道41号線〜国道158号線を高山市内に入り、八軒町通りへ
◇駐車場・各所にある市営駐車場を利用(最寄は、神明駐車場)
◇開館時間・3月〜10月:8時45分〜17時まで     (ただし、8月は8時45分〜18時まで)
・11月〜2月:8時45分〜16時30分まで
◇休館日12月29日、31日、1月1日
◇入場料大人:420円、高校生以下:無料
◇説明案内
  (無料)
所要時間は50分〜60分程度です。
 ※ 窓口、または電話でお申し込みください。
◇問い合わせ ・岐阜県教育委員会 高山陣屋管理事務所  TEL:0577-32-0643
  岐阜県高山市八軒町1-5
・飛騨高山観光案内所  TEL:0577-32-5328
  岐阜県高山市昭和町1丁目JR高山駅前 (8:30〜16:00まで)

参考文献現地解説板、現地入手のパンフレット

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