高遠城(別名・兜山城)

―― 中世の要害の姿を伝える古城 ――

本丸新城神社方面からの
太鼓櫓
クリックで拡大図へ(45kb) 三の丸にある
高遠城楼門
クリックで拡大図へ(48kb)  信州高遠城は、治承3年(1179)平家の一族笠原平吾頼直が平清盛の命によって築いたとも、暦応年間(1338〜41)木曽義親が高遠城主となり、高遠太郎と称したともいわれ、700年の歴史をもつ城下町です。

 信濃に侵攻した武田晴信(信玄)は天文16年(1547)、南信濃経営と駿河・三河地方進出の拠点として、古くから伊奈谷の要所である高遠に城を構えた。縄張は山本勘助が行った。
 高低差と70m以上の河岸段丘の先端に、本丸。二の丸をはじめ七つの曲輪を梯郭式に配し、北南西側は急斜面という自然の地形を利用した防禦性を備えていた。

 高遠城は、高遠(諏訪)頼継が城主となったが、弘治2年(1556)秋山信友が代わって城主になり、その後数年おきに信玄の弟、あるいは子が城主となっている。
 天正10年(1582)武田信玄の五男の仁科五郎盛信と織田信忠の最後の攻防戦がこの地で繰り広げられ落城した。
二の丸から桜雲橋を挟んで見た
移築された問屋門
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 その後、徳川家康が伊那を支配した頃は、高遠城に保科正直が、徳川氏の部将が関東に移ると、毛利秀頼の臣、岩崎左門が城代として入り、慶長6年(1601)保科正直の子正光が三万石をもって高遠城に入城、次いで鳥居氏、内藤氏の居城と続くが、大規模な改変もなく中世以来の縄張が近世を通じて存続した珍しい例である。

笹郭からの太鼓櫓
クリックで拡大図へ(75kb)  明治4年(1871)廃藩置県となり、翌5年高遠城の建物は民間に払い下げられ、取り壊れましたが、本丸、二の丸、三の丸と遺構をよく残しています。

 明治8年(1875)高遠城址公園になり、この頃旧藩士達が桜の馬場から桜を移植した城跡は、現在1,500本以上のコヒガンザクラが咲く信州の花見の名所として知られている。

 城址公園の周囲には見所が多く、まず南ゲートに近接する
藩士養成のために開設した
学問所・進徳館
クリックで拡大図へ(73kb) ・信州高遠美術館(高遠出身の画家・原田政雄氏が集めた近代美術品を中心に展示、ロビーや中庭から南アルプスを眺めることができる。入館料500円)、

・美術館から坂を下ると約5分で高遠町立歴史博物館(入館料400円)と
・敷地内に復元された絵島囲み屋敷(江戸城の大奥女中頭にあった絵島が遠流され、独り寂しく囚われの身でこの屋敷で28年間の生涯を過ごした)に着く。

 また城址公園の北側には、藩士養成のために開設した学問所・進徳館(入館無料)もある。

南口ゲート近くから見えた
三重の塔(建物)
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高遠城 の全景へ

高遠城本丸の石垣と土手
クリックで拡大図へ(54kb)  3年連続の今年(4/19)は念願のコヒガンザクラが満開の時季に訪れました。本当にすばらしかったです。

 再訪時(4/14)は、例年より1W以上早くタカトウコヒカンザクラが散りかけでしたが何とか見れました。入園料は500円にアップしていました。

1回目の訪問時(4/29)は、桜も散り、あいにくの春雨にも遭いましたが、さくら祭り期間中のシャトルバス(100円)で楽々と高遠城跡公園へ行けました。しかしながら、タカトウコヒカンザクラが満開の時期(4/15前後)を過ぎての高遠城でしたので、観光客もまばらで、入園ゲートはあれど、入園料:400円はタダでした。
 それにしても、シャトルバスを降りて城址公園南口から見えた三重の塔は何だったのでしょうか??

 高遠城址公園                              平成15年4月19日(土)時点
◇交通・JR飯田線伊那市駅からJRバスで約25分でJR高遠バス駅下車(終点)、
      バス駅から徒歩約20分
 さくら祭り期間中は町内循環のシャトルバスが随時(約20分間隔)運行
       (小学生以上、100円)
・中央自動車道諏訪ICから国道152号線経由約1時間(31km)
・中央自動車道伊那ICから国道361号線経由約30分(12km)
◇高遠さくら祭り期間・4月中旬〜5月上旬
◇開園時間・午前6時〜午後10時
◇入園料・観桜期間中は、1人1日につき、一般:500円、小・中学生:250円
 ※ 上記の入園券にはセットになっていて、高遠城址公園のほか
   高遠町立歴史博物館(絵島囲み屋敷含む)、進徳館も観覧できます。
・観桜期間以外の季節は高遠城址公園への入場は無料
   (ちなみにH13年度は4/29はコヒガンザクラも散って、無料でした)
◇お問合せ  高遠市観光協会   TEL:0265-94-2552(代)

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