八幡山城跡

一の曲輪の治(次)部太夫定俊を祀る祠と背後の物見台のような高い土塁
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一の曲輪の祠と
背後の物見台のような高い土塁

 
登城口からJR日置駅方面の日置川を望む(北西方面)
登城口からJR日置駅方面の
日置川を望む(北西方面)
 安宅八幡神社の背後の山は、八幡山城という戦国時代の山城跡です。
 この城は日置川の下流平野を拠点としていた水軍領主安宅氏の山城です。

 安宅氏は紀伊水道や熊野灘の海上交通を掌握し、普段は今の安宅小学校の西の小学「城の内」に館を構えて住んでいました。
 戦いが起りそうな緊張した状態になると、この山城に逃げこんで立て籠もりました。
 築城された時代は、はっきりはした時期はわかりませんが、戦国時代の中頃(16世紀初め)にはすでに築かれていたようです。

 城は新しい時代に対応して度々作り直されますが、今のような構造になったのは戦国時代末期、天正13年(1585)頃だと考えられています。
 この城にまつわる言い伝えとしては、江戸時代に書かれた軍記物語『安宅一乱記』に、家督相続を巡る安宅家中の内紛とそれに関わる合戦のあり様が描かれています。
岩盤を削り取った一の曲輪北側下東側の堀切(すぐ真下が絶壁)
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岩盤を削り取った
一の曲輪北側下東側の堀切

 
 
二の曲輪虎口近くに残る石垣と土塁(西面)
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二の曲輪虎口近くに残る
石垣と土塁(西面)
 その中にこの城で安宅治(次)部太夫定俊が甥の安定丸に攻められ自刃する様子が描かれています。
 今も一の曲輪を「治(次)部平」と呼び、その一角に自刃した定俊を祀るほこらが建てられています。
[ 八幡山城跡 案内図(現地説明板より)(55kB) ]

[ 熊野水軍の里・安宅荘を歩く 案内図(94kB) ]
(中山城跡近くの春日神社にある現地説明板より)


 神社左手に、お城の縄張り含めた説明板があり、そのさらに左側に、登城口が整備されています。
 二の曲輪・三の曲輪の高さのある土塁と堀切・横堀もすばらしいのですが、一の曲輪下の岩盤を削った跡の堀切と幅が広く、長い竪堀は他にはないぐらいにすばらしく、必見です。

八幡神社と登城口
JR紀伊本線を跨ぐ立派な神社前の路線橋
登城口右側にある八幡神社 八幡神社左の登城口案内板
JR紀伊本線を跨ぐ
立派な神社前の跨線橋
登城口右側にある八幡神社
 
八幡神社左の登城口案内板
 

二の曲輪西側下の横堀
二の曲輪西側下の横堀(北方面)
クリックで拡大図(110kB)にいきます。 横堀を横切る土橋上部(西方面) 二の曲輪西側下の横堀(南方面)
横堀(北方面) 横堀を横切る土橋上部(西方面) 横堀(南方面)
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二の曲輪
二の曲輪の虎口と石垣のある土塁(北方面)
二の曲輪の虎口と石垣のある土塁(北方面) (28kB)
二の曲輪内部 二の曲輪内部 二の曲輪内部
二の曲輪内部と土塁(南方面)

三の曲輪
二の曲輪と三の曲輪の間の空堀(東方面) 三の曲輪内部
二の曲輪と三の曲輪の間の空堀(東方面)(19kB) 三の曲輪内部
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一の曲輪
治(次)部太夫定俊を祀る祠と背後の土塁 東側土塁正面(南面)
治(次)部太夫定俊を祀る祠と背後の土塁 (22kB) 東側土塁正面(南面)
物見台のような高い土塁上からの祠と一の曲輪内部(南西方面) 東側土塁上部(南方面)
物見台のような高い土塁上からの祠と一の曲輪内部(南西方面) (23kB) 東側土塁上部(南方面)
一の曲輪北側下の帯曲輪と空堀(東方面) 一の曲輪北東側下の空堀(南東方面)
一の曲輪北側下の帯曲輪と空堀(東方面) (22kB) 北東側下の空堀(南東方面)
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北側の大きな堀切
二の曲輪北側の大堀切内部(西方面) 一の曲輪北側下の大堀切内部(西方面)
二の曲輪北側の大堀切内部
(西方面)
一の曲輪北側の大堀切内部
(西方面)
岩盤を削り取った一の曲輪北側下東側の堀切 すぐ先が絶壁の一の曲輪北側下の堀切(東方面)
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岩盤を削り取った一の曲輪北側下東側の堀切(東方面) (23kB)
 
すぐ先が絶壁の
一の曲輪北側下の堀切(東方面)
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 八幡山城跡                                平成21年8月11日時点  
◇所在地 ・和歌山県西牟婁郡白浜町(旧日置川町)矢田
◇交通 ・JR紀勢本線紀伊日置駅から東南東へ約700m。
・国道42号線から日置川沿いに県道37号を東に入り、日置川を「安宅橋」を渡り、
   渡り終わってすぐを左折し、JRの跨線橋を渡り、すぐに右に戻った(バックした)
   ところに神社があり、その手前が登城口です。登城口から主郭まで約10分
◇駐車場 ・神社前の跨線橋の下に神社専用駐車場があり
◇問い合わせ ・白浜町教育委員会       TEL:0739-43-5555
・白浜町役場日置川事務所   TEL:0739-52-2300

参考文献 ・現地解説板、現地入手のパンフレット

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