土肥城址(別名:尾根城)

―― 頼朝が源氏復興の旗を挙げた城 ――

城山山頂(本郭跡)に建つ城址碑
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城山山頂(本郭跡)に建つ城址碑
 
堀切?を挟んで向かいにアジサイの郷と呼ばれる第?郭跡
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堀切?を挟んで向かいに
アジサイの郷と呼ばれる第?郭跡
 箱根外輪山南部の主峰大観山から、相模湾移に向って下降する尾根の中腹に土肥城がある。
 その西寄りの山裾には湯河原の温泉場や土肥館跡がある。
 城跡からは、南に伊豆半島や大島、東方に房総半島と三浦半島、そして北東方向に大磯・国府津の海岸線までが一望のもとに見渡せる。

 城跡の尾根筋は、東へ向って下っており、山裾側の東から西方へ、順に五つの郭が階段状に尾根筋を上がっている。
 最下段第五郭の前面(東側)には、二本の並行する堀切が尾根を断ち切っており、土塁を伴って前面の防備を固めている。

 土肥次郎実平に助けられた源頼朝はこの土肥城で源氏復興の旗を挙げました。
 城山からの絶景は新神奈川八景の一つに挙げられています。

城山山頂に建つ城山・幕山 案内図
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城山山頂に建つ城山・幕山 案内図
 
城山山頂から見る真鶴半島
城山山頂から見る真鶴半島
 
 城山山頂までの整備された尾根道が曲輪跡のようですが、その他には山頂の城址碑のみでこれとはっきり分かる遺構はありません。
 でも城山山頂からの真鶴半島や向かいの幕山など、360度の展望は最高です。
 でも本当に頼朝こんな山の上で、源氏再興の旗をあげたのでしょうかね・・・。


 帰りは、城山ハイキングコースを椿ラインまでなだらかな尾根道を登り、そこから「しとどの窟」へ急な坂を下り、幕山ハイキングコースを幕山公園へ下りました。
 でも、途中の「しとどの窟」⇒「一ノ瀬」間は、足場が余りない急坂道が続き、途中危ない岩場を鎖を頼りに降りる(案内板には通行止めともあったように思いましたが・・・)など、登りにも下るにも結構しんどいハイキングコースでした。
 でも、幕山の麓の湯河原梅林のある幕山公園は、自然をそのまま活かした公園で、2月ごろには約4,000本の紅白さまざまな梅の花が咲き誇ります。

城山ハイキングコース
 城山ハイキングコースは、その名もずばりの城堀林道を登っていきます。
 
堀切跡のような城堀林道 堀切跡のような城堀林道 第?郭下の大きな堀切跡
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堀切跡のような城堀林道第?郭下の大きな堀切跡
整備されている尾根道 尾根道途中にある郭跡の石垣?
整備されている尾根道尾根道途中にある郭跡の石垣? (23kB)
ほぼ三角形の本郭(頂点部分:北方面) 北辺部から本郭(大観山方面:北西方面) 大観山方面登山道入口からの本郭(南東方面)
ほぼ三角形の本郭
(頂点部分:北方面)
北辺部から本郭
(大観山方面:北西方面)
大観山方面登山道入口からの
本郭(南東方面)
城山から更に上がった尾根道から見た幕山 城山から更に上がった尾根道(南東方面)
城山から更に上がった
尾根道から見た幕山
城山から更に上がった
尾根道(南東方面)
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かぶと石
 かぶと石は城堀林道途中から70mほど坂道を登ったところにあり、源頼朝が石橋山の合戦に敗れ、山中を逃げる途中、休息を取るために、かぶとを脱いで置いたと言われています。
 石の形そのものが、かぶとに似ています。
 
かぶと石下の城堀林道 かぶと石への坂道入口 頼朝が休息したと言われるかぶと石
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かぶと石下の城堀林道かぶと石への坂道入口頼朝が休息したかぶと石
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しとどの窟(いわや)
 治承4年8月23日、石橋山に旗揚げした源頼朝が、翌24日に交戦の末、大庭景親の軍勢に敗れ、再興の機をうかがうため隠潜した厳窟で、吾妻鏡にいう山中の岩屋、源平盛衰記にでてくる「しとどの窟」である。
 付近は、地蔵信仰の霊地で、弘法大師石仏群など数多くの石仏地蔵があります。
 
しとどの窟への急な坂道 頼朝が隠潜したと伝わるしとどの窟
クリックで拡大図(87kB)にいきます。 多数の石仏が並ぶ巌窟内部
しとどの窟への急な坂道
 
頼朝が隠潜したと伝わる
しとどの窟
多数の石仏が並ぶ巌窟内部
 
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 土肥城址                                          平成21年2月15日時点  
◇所在地 ・神奈川県足柄下郡湯河原町城堀
◇交通 ・JR東海道本線湯河原駅から、城願寺を経由して、城山ハイキングコースを徒歩約80分(約3km)
・JR湯河原駅前から1時間に1本ですが、元箱根行きのバスに乗り、
  約25分で、椿ライン・城山入口下車し、徒歩約30分、
  又は、その先椿ライン・しとどの窟(椿台)下車し、約20分
◇問い合わせ湯河原町駅前観光案内所  TEL:0465-63-5599
湯河原町観光課   TEL:0465-63-2111

参考文献・現地解説板、現地入手のパンフレット
・「日本城郭大系6 千葉・神奈川」(新人物往来社発行)

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