吉江藩館跡
御館跡の吉江藩館跡碑
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御館跡の吉江藩館跡碑
(西側)
浅水川右岸道路沿いの御館跡
浅水川右岸道路沿いの
御館跡(北西方面)

 正保2年(1645)8月、福井藩三代藩主 松平忠昌が没したことにより、その後を光通が継ぎ四代藩主となりました。
 その時、弟の昌勝に五万石(松岡)、三男の昌親に二万五千石(吉江)を分封せられ、ここに吉江藩が誕生しました。
 所領は、丹生郡30ヶ村・坂井郡10ヶ村・足羽郡4ヶ村・大野郡3ヶ村・吉田郡1ヶ村・南条郡1ヶ村という複雑な領地構造をしていました。

 昌親は、慶安元年(1648)11月、居所を丹生郡立町郷に定め、城下町の建設に着手、居館を建て、侍屋敷を中心に新町・西町などの町人町が形成され吉江町ができました。
 日野川、大谷の池など豊な水と経ケ嶽や春慶寺山など豊な自然に恵まれていました。
西町の入口から七曲り通り(牛屋町方面)
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西町の入口から七曲り通り
(牛屋町方面)
七曲り通り沿いの近松会館
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七曲り通り沿いの近松会館
 
 明暦元年(1655)6月11日に藩主として吉江に初入部しています。
 藩として家臣団の構成や職制などは明確ではなく、また江戸の鳥越にも拝領屋敷がありました。

 延宝2年(1674)、第四代福井藩主光通の逝去されるにあたり、昌親が第五代藩主を継ぐことになり、吉江藩は福井藩に合併されます。
 廃藩後、館・侍屋敷等はすべて福井に移転しましたが、街道を挟んで七つの曲がり角はそのまま、城下町の面影を今に残しています。

 江戸時代中期の文豪近松門左衛門は3歳の明暦元年(1655)、藩主松平昌親の吉江入部に伴い、杉森一家も吉江に移住。
 父の信義が吉江藩を辞したとされる寛文7年(1667)、近松15歳ごろまでの十余年間を父母とともに吉江の地で過ごしています。
牛屋町の角から西町方面の七曲り通り
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牛屋町の角から西町方面の
七曲り通り
牛屋町の七曲り通りにある長屋門(北側)
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牛屋町の七曲り通りにある
長屋門(北側)

( 近松会館前の案内板(近松の里めぐりMAP)(130kB) へ )

 七曲り通りは、吉江藩の城下町の名残で、辺り一帯の家の地割りや道路の区画はほとんど当時のままであるといわれています。
 「七曲り」の名のとおり道路は七つの鉤型に曲りながら町並みを貫いています。

 河川改修工事で、館跡と町屋の間に新川が造られたため、館跡や一部七曲り道路はなくなってしまいましたが、移築されている館表門や七曲り通りの町屋の門や塀などは昔の城下町の風情をよく遺しています。
吉江藩城下町の見取り図
吉江藩城下町の見取り図 (上側:北方面) (35kB)
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西光寺と表門
 西光寺は、本願寺七世存如上人の創建で、その後を蓮如上人の妹と夫が継いだ寺である。
 元は石田にあったが、(1595)現在地に移転された。
 その山門は吉江藩館の表門が寄進されたものである。
 門の形式は薬医門形式で、ケヤキの柱、格子の枠に板を張り、梁からつり下げる格天井、屋根は桟瓦葺で形式は切妻屋根です。
 
西光寺の山門に寄進された表門(正面)
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西光寺山門に寄進された表門
寺内からの山門(表門)
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寺内からの山門(表門)
西光寺の鐘撞堂と本堂
西光寺の鐘撞堂と本堂


 吉江藩館跡                                  平成22年8月15日時点  
◇所在地 ・福井県鯖江市吉江町
◇交通 ・福井鉄道・福武線 神明駅下車、コミュニティバス『つつじバス』立待線に乗り、
   約20分吉江下車すぐ
・福井駅前から福井鉄道・福武線に乗って、鳥羽中駅下車、西方面に向い、
   県道228号線(旧国道8号線)に出て、北に向かい、浅水川を渡って、
   川の右岸線の道路を真っすぐ1.8km程進むと右に吉江御館跡碑あり(約2km)
◇駐車場・近松会館(吉江米岡ふれあい会館)の駐車場を利用
◇問い合わせ ・鯖江市立待公民館        TEL:0778-51-3376
・鯖江市文化課 文化振興グループ TEL:0778-53-2577
・観光・匠の技案内所       TEL:0778-24-0655
 ※ JR武生駅前武生パレスホテル1F
   【開館時間】午前9時〜午後6時 年中無休(ただし、12月30日〜1月2日は休業)

参考文献 ・現地の説明板
鯖江市文化課 文化振興グループの 近松の情(こころ)にふれあうまちめぐり

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